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'07年版〜業務日誌から〜 |
1. 今シーズンの登山者 & 施設見学者 (6.15〜10.7迄)
| 年 | 登山者数 | 入り込み車両 | 施設見学者数 | |||
| 大人 | 子供 | 合計 | ||||
| 2007年 | 7,730人 | 2,415台 | 771人 | 105人 | 876人 | |
| 2006年 | 8,146人 | 2,883台 | 1,047人 | 106人 | 1,153人 | |
| 増減 | −416人 | −468台 | −276人 | −1人 | −277人 | |
2. <登山中の事故>
| 年 | 発生件数 | 重傷 | 軽傷 | 救助隊出動 | 救急車出動 |
| 2007年 | 3 | 1 | 2 | 0 | 1 |
| 2006年 | 6 | 0 | 6 | 0 | 1 |
| 増減 | -3 | +1 | -4 | ±0 | ±0 |
<事例>
| ◆7月○○日 |
| 登山ツアー客の一人(70代男性)が新道ルートを下山中、熊見峠を下って間もなく木の根に躓いて頭から転倒、右 |
| 側頭部を強打し負傷。現場からガイドが携帯電話で救急車を要請するが、当事者はツアー客らと自力下山する。下 |
| 山後救急車で病院搬送。頭部に裂傷を負うが生命に別状なし。熊見峠から下りに入る際、ツアーガイドが「急なう |
| えコースが深く掘れているので十分注意してください」・・・と訴えた矢先に起きた。 |
| このパーティは前日も羅臼岳でツアー客の一人が負傷、ヘリコプターで救助されており、二日連続の同一パー |
| ティによる事故だった。 |
| ◆8月○○日 |
| 本州からの登山パーティ4名のうち、50代女性が新道を下山中に石につまづいて転倒、右肩付近を強打する。自 |
| 力歩行が可能で所持していたタオルで腕を吊り、仲間とともに下山。骨折または脱臼の疑いがあり、近くの病院に |
| 向かった。 |
| ◆9月○○日 |
| 道内居住の職場のグループ8名のうち、30代男性が足を痛める。先に下りた数名が「旧登山口まで車で迎えに行き |
| たいのでゲートを開けて欲しい」という。 |
| 男性は登り始めて間もなく足をネンザしたらしく、仲間に合わせて我慢して頂上へ。かばって歩いているうちに反 |
| 対側の足のヒザも痛め、下山が遅れた。 |
3. 下山遅れ
| 年 | 発生件数 | 関係機関への連絡 | 管理人出動 |
| 2007年 | 3 | 1 | 1 |
| 2006年 | 0 | 0 | 0 |
| 増減 | +3 | +1 | +1 |
| ◆7月○○日 |
| 首都圏の某ハイキングクラブパーティ25名のうち、70代男性が疲労のため歩行困難となり下山が遅れる。当事者 |
| に付き添う者5名、また連絡要員数名が先に下山、他の残りも下山する。連絡要員は午後7時頃「清岳荘」に現れ状 |
| 況の説明を受ける。連絡要員自ら所轄署に連絡して救助要請するが、「夜間の救助活動は危険です」と管理人が |
| 告げる。当事者らは「まだ沢の中にいるはず」というので、朝まで山中泊させるつもりでテント2張りとストーブを用意、 |
| 身支度を整えていると林の中から人の気配。様子をうかがっていると当事者と付き添いの者たちであった。時計の |
| 針はすでに夜の9時を回っていた。 |
| リーダーらが当事者を励ましながら歩行を促し続けていたもので、警察の事情聴取の後、一行は待機させていた |
| バスで下山した。 |
| 一行はハイキング程度の愛好者の集まりらしく、斜里岳のような本格的な登山の経験者は少なかった。当事者 |
| の男性は登り始めて間もなく疲労からペースが遅くなり、頂上を目指さずに上二股で皆が下山するまで一人で待機 |
| していたという。パーティの中でヘッドランプを携帯していたのは数人だけで、極めて危ない<pーティと言える。 |
| ◆7月○○日 |
| 埼玉県内在住の60代男性の下山が遅れる。午後9時頃、本人から「清岳荘に通じる連絡路が分からない」・・と |
| 警察に通報が入る。警察からの連絡を受けて待機していると間もなく本人が現れた。この時、時刻は夜の10時だっ |
| た。 |
| 本人は午後7時頃、旧登山口に下り砂利道を歩いていたが、何を勘違いしたのか清岳荘へ通じる短縮ルートが |
| 分からず、入り口の鉄製階段のすぐそばまで行きながら「道はどこだ?」と再び旧登山口まで戻り、これを何度も繰り |
| 返していたという。通報を受けた警察から「そのまま歩いていくと清岳荘へ抜ける階段がありますよ」と教えられ、 |
| 初めて勘違いに気付いたようだ。 |
| 往路もこの階段を歩いたはずだが、「もっと距離が短いように思った」・・・と本人。 |
| ◆8月○○日 |
| 首都圏在住の60代ご夫婦、朝7時過ぎにスタートする。山頂着後、ご主人が疲労からペースダウン。新道ルート |
| の熊見峠下で先に奥様が下山、薄暗くなった午後6時過ぎに清岳荘に現れ、「主人があまり動けないので下山は暗 |
| くなりそう。懐中電灯を貸して欲しい」という。下二股付近に待機しているというので、管理人が迎えに入る。下二股 |
| 付近にいたご主人と合流し、清岳荘まで足元を照らしながら無事戻る。 |
| ご主人は「以前登ったとき、馬の背で引き返しているので今回は何としても登りたかった」・・気持ちは分かるが・・。 |
4. 熊の出没状況・・・・・今シーズンは1件
| ●9月29 日 |
| 同日午前7時15分頃、60代のご夫婦が悪天候のため登山を中止、車で駐車場を出たところ舗装路と砂利道の交 |
| 点でヒグマ一頭が歩いているのを目撃、道路下をそのまま沢の中に消えていったという。 |
| 例年5〜6件程度のヒグマの目撃情報はあるが、今シーズンはどういうわけか山中での情報はなかった。ただ馬 |
| の背直下で異様な獣臭がしたという話が届いたが恐らくヒグマであろう。馬の背の下ははクマの通り道になってい |
| るから。 |